スズキ レッツII (CA1PA) のヘッドライトランプ交換。バッテリー劣化を放置すると電圧が不安定になり、電球の寿命が縮む可能性大。
そのせいかどうかは分かりませんが、ヘッドライトの電球が切れましたので自分で交換してみました。
この電球の名前は「ヘッドライト」「ヘッドランプ」「バルブ(英語:bulb=電球)」「ビーム」など、いろんな呼び方があります。
原付バイク(スクーター)
レッツ2(CA1PA) のヘッドランプ電球規格は「H/L 12V・30/30W」。規格のHはhigh、Lはlowの略。
「H/L 12V・30/30W」は、「12ボルトでハイビームは30ワット、ロウビームも30ワット」ということになります。
形状もさまざまな種類がありますので、購入前に今ついている電球で確認をした方がいいです。
さっそく取り外してみます。
<交換方法解説>
まずミラーを外します(要スパナ#14)。
つづいてビスを2つ外します。

3つ目、正面のビスがくせもの。
外すのは簡単ですが、注意しないとビスがポロっとフロントカバー内へ落ちてしまいます。
そうなるとフロントカバーまで外さなくてならなくなり手間倍増です。
磁石付きドライバー使用がおすすめ。

カバーを外します。ここが最大の難所。
ビスを取ると下側はすぐ外れますが、上段は爪で4か所ひっかけてあるので外しにくいです。
無理に引っ張ると爪がすぐ折れてしまいます。ワックスなどを少し隙間にしみ込ませた方がいいかも。
カバーを上に引っ張り本体を下へ押し込みながら外す、などコツが必要です。
写真: 本体(メーター部)側の凹みへ、カバー側の爪凸を上からはめ込む形で取り付けられています。
カバーが外せたら、ヘッドライト、左右ウインカーにつながっているコード合計3つを外します。
コネクターは爪で止められていてやや固いですが、特に問題なく外せるでしょう。
これでバイクとヘッドライトアッパーカバーが完全に分離されました。

バルブ(電球)を取りだします。
まずバルブソケットを押し込みながら、左に回して外します。
バルブの尻が見えますので、つまんで取ります。
ついでに汚れているカバー内部を拭き掃除します。

バルブは真っ黒でした。衝撃を与えると破裂する場合もあるらしいので一応慎重に扱いましょう。
形状はオーソドックスなタイプでした。特殊な形状だと店に置いてなかったり、値段が高かったりしますからね。とりあえずひと安心。

小糸製作所製 K5026 5-54
12V・30/30W T19
これがレッツ2(CA1PA)の純正品になるのかな。
オートバックスでは892円。ホームセンターで598円でした。

コードをはさまないように、さらに正面のビス回しに(落とさないよう)細心の注意を払いながら取り付け。
無事?完了です。
結構気を使いながらの作業ですので無責任に簡単とは言い切れない。少なくとも部屋の電球取り換えと比べたらかなり手間がかかると言えます。でもちょっとした充実感は味わえますね。
バイク屋だと工賃と合わせて2000円くらいかかるのかな。
高いなと感じますが、逆に見ず知らずの他人の原付に取り付ける店側の立場になって考えると、それくらいもらわないとやってられないでしょう。
<実際に取り付けてみて>
光が電球色(オレンジっぽい色)でした。元のは透明色(クリア色)だったような気がするんですが、、。ちょっと暗めに感じるかな。
*電球の傘部分に印字された製造番号は、元のは(2Y0)、ホームセンター(IXU)、オートバックス(240)でした。←あまり意味なさそうな情報。
<追記:2013/11/20>
最初はオレンジっぽいなと少し違和感があったものの、今では慣れのせいか全く気になりません。結構な明るさで前方を照射してくれます。ハイビームにすると相当先の標識に光が当たり、えっ、このバイクの光があんな遠くまで届いているのかとちょっと驚いたりしてます。
<購入に関して>
このスタンダードなバルブはネットで取り扱いが少ない。ホームセンターでも置いてない場合があります。あるのはカスタム目的の値段が高い物ばかり。
カスタムに関してはファッション性を重視するのも分かるんですが、ヘッドランプは視認性など実用性を第一でお願いしたいですね。
ちなみに一時期、車後部のウインカーカバーを赤色にするのがちょっと流行りましたが、あれは勘弁してほしい。テールランプと区別がつきにくく危険。アホすぎるにも程があるので止めましょう。
<主要参考>
レッツⅡ【CA1PA-C】-ヘッドライトアッパーカバーの取り外し方法 - 原付修理マニュアル@モバイル<原付バイクスクーターレッツ2(Let's 2 CA1PA) 関連記事>原付バイクスクーターレッツ2(Let's 2 CA1PA) 関連記事 リンク一覧