ダンボールで自作スピーカー DIY音楽好きとして一度は憧れる自作スピーカー。
てっとり早く、
ダンボールで作ってみました。

アマゾン製ですw
<バスレフ式スピーカーの仕組み>スピーカーにもいろんなタイプがあり、一番メジャーなのは「バスレフ式」。
音の中でも、高音はまっすぐ進む特性がありますが、低音はボワーンと広がる特性があります。
さらに位相というのがありまして、スピーカーの表から出る音と裏から出る音が、お互いに周りこんでぶつかり、お互いの音を消してしまいます。
なので、スピーカーの箱(エンクロージャー)が無い状態で聴くと、高音だけシャカシャカ聴こえる軽い音になります。
スピーカーユニットの表側と裏側を板で遮断し、中低音が位相で消えるの防ぎ、なおかつ低音を閉じ込めダクトから凝縮して吐き出す、そんな役目を効率良く果たしてくれる箱が「バスレフ式」です。
コンパクトに作ることが出来るため市販スピーカーの大半はこの方式です。
シンプルでもあるので、自作スピーカー初心者にも最適です。
自作バスレフ式段ボールスピーカー内部公開

箱の中の吸音材は箱の共鳴を防いだりする役割です。
安い物で代用する場合は、金魚用のフィルターを使ったりすることが多いようです(私は捨てる予定の掛布団があったのでその化学繊維の綿を使いました)。
ちなみに、ダクトはトイレットペーパーの芯を使用しています。

スピーカーユニットは「秋月電子通商」の約8cm口径10Wフルレンジスピーカー[F77G98-6]。
なんと2ケで500円。
一個250円とは到底思えない所か、かなり鳴ります。
アンプは「Lepy LP-2024A+」を使用。
さて肝心のダンボールスピーカーの音ですが、意外と聴ける。
ダンボールが鳴ってるなと思わせる、まさにダンボールサウンド(ダンボールを叩いたりした時の、あの乾いたようなちょっと湿ったような感じ)で、高音が若干耳障りですが、中音はマイルド、低音は結構出てて迫力もあったりします。
もうちょっと厚手の紙を使ったり、吸音材の貼る位置や量を調整したり、重りを加えたりとかいろいろ補強すればどんどん良くなっていく気がしますが、、、アホらしいのでそこまではしませんw。
本格的にスピーカーを作る試作品として、スピーカーの構造の勉強として、ちょっとした工作として、そんな感じで取り組むには最適?!
作ってて楽しかったです。
以上。
「秋月電子通商」の約8cm口径10Wフルレンジスピーカー[F77G98-6]
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