ボブ・ディランのノーベル文学賞受賞には驚いた
正直マジか?!と。
13日のニュースで、まず「
タイのプミポン国王死去」というのを、スマホの画面ポップアップで見て、マジか!!と。
その下に
「今年のノーベル文学賞にボブ・・」というポップアップもあったんですが、
たぶんぼくが知らんボブが受賞したんだろうな、やっぱ村上春樹じゃなかったな、えっ、まさかボブディランじゃないよな。まさかね。
で、後で確認するとボブディランだった。
2016年10月13日は、そんな二大ニュースがあった日でした。
ぼくが人生で一番繰り返し聴いた曲はボブディランの「
風に吹かれて」。
最も、音楽の詞のメッセージを噛みしめた曲の内の一つがボブディランの「
時代は変わる」。
最も、憂いあるメロディーに魅かれた曲の内の一つはボブディランの「
激しい雨が降る」。
最も、韻の踏み方など詞の組み立て方等で印象に残った曲の内の一つはボブディランの「
ハリケーン」。
まあ、ぼくが一番好きな音楽のジャンルはハードロックでして、好きなミュージシャンとして挙げるとしたら「ボブディラン」はそんなに上位には出てこないんですが、曲として名曲「風に吹かれて」と「時代は変わる」はジャンル関係なく自分の中で別格の存在です。
そして、このブログには「風に吹かれて」の和訳と和訳解説、「ハリケーン」の和訳と解説の記事を載せてます。
その影響で13日からアクセス数が急アップしました。

大体、日々のアクセス数は100くらいなんですが、受賞決定の日は836。翌日は2754。
「時代は変わる」の和訳も載せときゃよかったなと思いましたが、まあいいや。
17年ほど弱小HPや弱小ブログを営んできた身としてちょっといい夢みさせていただきました。
さて、肝心の文学賞受賞についてボブディラン本人は沈黙を保ってます。
どう思ってるんでしょうね。既に地位も名声も実績もあり、しかも現役で活躍してますから、「別に」って感じなんでしょうか。
そもそもボブディランが「ノーベル賞ありがとう。うれしいです。これからもがんばっていきたいと思います」なんてコメントする姿、想像出来ないですし、したくもない。
文学界からは今回の受賞に、「そもそも文学なのか」とか「他にふさわしい多くの作家が受賞を待ち望んでいるのに」など批判も上がっています。
反体制を歌い、批判精神を基に自由に活動してきた本人からすると、こういう形で批判される側に勝手に取り込まれるというのは不本意でしょう。
スウェーデンアカデミーからの授賞の知らせに応じず、アカデミーの一員からは「ディラン氏は傲慢だ」という指摘があり、それを受けてファンからは「そういうアカデミーこそ傲慢」という声も上がっています。
既に世論は二分されてます。
これからのノーベル賞の新たな有り方を示そうという意図も垣間見えた今回の授賞。
受賞側のボブディランはどう出るのか。ずっと沈黙のままでいくのか。授賞式はどうするのか。
謎です。
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