光回線工事 - その1
~ 工事って具体的にどんな事をする? ~
ADSLが2023年1月31日に廃止されます。
山奥とか辺鄙な場所で光回線の基地局が整備されてない場合は存続するみたいですが、一般的な場所ではそれまでに移行しなければなりません。
スマホなどのように無線のモバイル端末で対応するという手もありますが、YouTubeなどのネット動画配信、ゲーム。コロナ禍で広まったビデオ通話など、これからも個人での通信量は増大していくでしょう。
無線モバイルと比べても、安定感と通信量、料金は圧倒的に有線光回線がいいわけです。
料金もADSLと比べてそんなに変わらないですし(ちょっと高くなるが)。
*光電話にすれば基本料が500円になってお安くなるという初歩的なマニュアル営業トークはいまだに聞きますが、総額では高くなるという事は周知の事実。
しかし、よし!光回線に切り替えよう、と決意したけれど工事ってどんな感じになるのだろうという不安も生まれます。
基本的には、電柱から引っ張ってきている今までのアナログ電話回線の変わりに光ファイバーを家の中に引き込むという作業になります。
光ファイバーの引き込み方は主に3種類。

①. アナログ電話回線の引き込み口から引き込む。
②. エアコンダクトから引き込む。
③. 壁に穴を開けて引き込む。
一番多い施工は①のアナログ電話回線の引き込み口から引き込むという方法。
イメージだけでも一番手っ取り早く、良さげです。
ただ、ここで大きな疑問が。外壁に開いた小さい穴から、壁の隙間を細い線を這わせて、何メートルも目視ではなく感覚だけで目的場所まで到達させることなど普通無理だろう。しかもまっすぐ入れるじゃなくて、中で上下左右いろんな方向に曲げなきゃならないんですから。
実は通常、家の中ってジャバラの細いホースというか柔らかいパイプみたいなのが通ってまして、電話回線はその中を通してるんです。
だからそのホースの中に光ファイバーを入れていけば、無事、家の中のモジュラージャックまで到達させられるのです。
それでも難しいだろうと普通は思うのですが、そこで登場するのが
秘密兵器。
光ファイバー 引込用ケーブル正式な名前は知らん。
プラスティック系で軽くて絶妙な強度。
これをモジュラージャックの中のホースに通し外に出し、先端に光ファイバーをつなげて今度は家の中から引っ張って光ファイバーを引き込みます。
ただ、この作業が可能なのも壁内にパイプが通ってる事が前提。
特に義務って訳でもないので、全ての家にパイプが通ってるとは限りません。
確認するにはモジュラージャックのパネルを開ける必要があります。
2Fのモジュラージャックマイナスドライバーをパネルと壁の隙間に差し込んで外します。
パイプがありました。これで光ファイバーを引き込みできそうです。
このパイプが途中で破損していたり、他の配線も通ってたりしてスペースがなかったり等、まれに引き込み不可の場合もあるようです。
私はこの2Fのモジュラージャックに光回線端末を付けてもらいましたが、2階戸建ての場合、1階と2階にモジュラージャックが付いてる事が多い。
そして電話回線はまず1階に引き込んでから分岐させて2階に引っ張ってきてるのが普通です。
1Fのモジュラージャック手順としては1Fのモジュラージャックから引込用ケーブルを入れて外に出す → 外の光ファイバーを接続して1Fのモジュラージャックへ引き込む → 2Fのモジュラージャックから1Fのモジュラージャックへ引込用ケーブルを通す → 1Fの光ファイバーに接続して2Fのモジュラージャックへ引き込む、という流れになります。

無事設置完了。
いやあ良かった。エアコンダクトから通すのとか見栄えが好きじゃないし、壁に穴開けるのも出来れば避けたいし。
風呂場の天井パネルを外してそこから配線するという手もあるみたいですが、私の家の風呂場には取り外し可能な天井パネルなどないですし。
実は光回線にしようと思った時、端末の設置を1Fと2Fにするかで迷いました。
その辺の話はその2で。
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