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    大河「平清盛」を楽しむために~藤原摂関家~藤原道長

    藤原摂関家1。藤原道長
    NHK大河ドラマ「平清盛」を楽しむためにまとめてみた

    今回は「藤原摂関家」 その一。

    そもそも、藤原氏って誰?摂関家って何?
    ドラマの時代設定よりちょっと昔にさかのぼってまとめてみます。

    天皇は神のような存在であっても、実際には神様ではないわけで、一人で世を治めていくことはできません。
    他の有力者たちの協力が必要となります。

    古代ヤマト王権時代では大伴・安倍・巨勢などの豪族が大王(天皇)に仕えていました。
    それら豪族の子孫が貴族となり、政治を行う場「朝廷」を組織していきます。

    藤原一族
    豪族の中で生き残り、平安中期までに勢力を伸ばしたのが藤原氏
    藤原氏には「京家(きょうけ)」「式家(しきけ)」「北家(ほっけ)」「南家(なんけ)」と派が分かれおり、その中から北家が台頭します。

    では、どうやって勢力を伸ばしていくのか。
    やり方は他氏排斥外戚関係

    他氏排斥は、自分にとって都合の悪い人物を謀反の疑いがあると言いがかりをつけたりして排除していくこと。
    福岡県の大宰府に流された菅原道真は有名な犠牲者ですね。

    外戚関係とは、具体的には天皇の親戚になること。
    自分の娘を天皇に嫁がせ、生まれた子が次の天皇になれば、天皇のおじいちゃん(外祖父)になることができる。
    天皇が幼くて政治が行えなければ、摂政となって自分が政治を指導、、という名目で主導し、事実上の最高権力者になれる。
    成人した天皇が政治のことがあまりよく分からない場合は、関白となってサポートする、、という名目で自分が政治を牛耳ることが出来る。

    摂政とは、天皇が子供もしくは女性であるとき、
    関白とは、天皇が成人男性のとき、
    それぞれ天皇の役割を代行する、臣下としてもっとも高い地位。
    それらの地位を独占するようになった藤原本家(北家)を藤原摂関家と呼ぶようになりました。

    藤原道長
    そんな北家で最大の栄華を極めたのが藤原道長
    3人の娘を次々と天皇に嫁がせ(太皇太后、皇太后、皇后)、孫3人が天皇になります。

    紫式部
    ちなみに道長が長女・彰子(しょうし)を嫁がせた時、一条天皇には正室の中宮・定子(ていし)がいました。
    定子の教育係は枕草子の清少納言。それに対抗して彰子には源氏物語の紫式部をつけ天皇の気を引こうと努めました。

    *中宮(ちゅうぐう)=皇后と地位は同じようなもの。

    三后
    道長は、三女の威子(いし)を嫁がせた時、かの有名な歌を詠みます。

    この世をば 我が世とぞ思ふ望月(もちづき)の
    欠けたることも なしと思へば
    望月の歌
    この世は私のためにあるようなもの
    満月が欠けることなく完全なものであるように
    私の思うようにならないことは一つもない。

    かなり調子に乗ってる感がありますね。
    ここまでやっちゃっていいんですか?
    いいんです ←偽物と本物の図
    いいんです!
    というくらい絶頂期。


    藤原道長天皇家系図
    その後も四女を次の天皇に嫁がせており、叔母と甥の結婚を二段構えでやったということになります。
    この近親結婚ぶり、現代の感覚からすると尋常ならざるイメージですが、当時でも異例だったようです。
    *次女の研子(けんし)も三条天皇に嫁がせてますが男子を産むことはなかった。

    四納言1
    そんな盤石な地位を築いた道長の息子には、有力貴族の四納言(しなごん)が自分達の娘を嫁がせる。

    四納言2
    もう親戚だらけです。

    ここまで道長が権勢を築けたのはなぜでしょうか。
    強運の持ち主だったということもありますが、敵をとことん追い込まないおおらかさも要因の一つだったようです。嫉妬は抱かれても猛烈な反感をかわれることがなかったのでしょう。

    権力の集中はあまりいいイメージがありませんが、道長の安定した政治によって源氏物語や、後の平等院といった平安の王朝文化が発展したという功績があるのも事実です。
    道長が居なければ源氏物語は生まれなかった可能性大です。

    道長が敷いた権力体制によってその息子頼通の時代まで絶頂期は続きます。
    でも頼通はその後の天皇との外戚関係を築けませんでした。
    じょじょに藤原摂関家の勢力は衰えていきます。

    そして平清盛の時代へ。


    <ブログ内関連記事>
    NHK大河ドラマ「平清盛」を盛り上げるためにまとめてみた
    天皇編
    藤原摂関家編その1~藤原道長 ←このページです
    藤原摂関家編その2~藤原頼長
    武士の起源


    <主要参考>
    ひと目でわかる大河ドラマ「平清盛」
    さかのぼり日本史「平安時代・第2回-藤原道長の栄華」20120214
    学習まんが日本の歴史 5-貴族のさかえ-平安中期・後期 <増補版・1998> 【小学館】
    月桜 - 藤原研子


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