モンガーの小屋

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    初心者的ザックジャパン攻撃戦法解説

    初心者による初心者のための
    サッカー日本代表ザッケローニジャパン
    超攻撃型戦法の入門的解説


    ワールドカップサッカーブラジル大会ロゴ

    サッカーW杯ブラジル本大会開幕直前。

    サッカー日本代表戦、見てますけど、ずっと見てますけど、イマイチよく分らない戦術や戦法。
    解説などでよく耳にする「ラインを上げる」「距離感を保つ」等々、正直何十回と試合を見てもどうもピンとこない。
    NHKスペシャル「攻め抜いて勝つ~日本代表新戦法への挑戦~」が非常に分り易かったのでこの機会にまとめてみた。

    まず、ザック監督が目指すサッカーは「超攻撃型サッカー」。これ、ちょっと意外なんですよね。
    ザック自体が、欧米人のイメージである「オレがオレが」的な人物ではないし、日本に溶け込んでる感あるし、よく口にする「組織プレー」「献身的な姿勢」からも攻撃的なイメージは薄いわけです。

    日本にはメッシやC.ロナウドのような世界トップといえるほどの選手はいないので、当然組織プレーに頼るしかない。そこを長所として発展してきた面もある。チームワーク、テクニック、パス回し、などは世界有数レベルになったと言ってもいい。

    でも、それではそこそこな成績しか残せない。それ以上の成長は望めない。

    そこでザック戦法である「攻撃型サッカー」を、日本の利点を活かしながら当てはめていき、ワンランクアップを目指す。これが現在のザックジャパンの姿です。

    具体的に言うと、
    DF・MF・FWの距離を縮め、コンパクトに連携し攻める戦法。
    DFとMF、MFとFWの距離をそれぞれ10Mに保ち、全体で20M以内に収める。

    NHKスペシャル日本代表新戦法サッカー01

    日本が得意とする緻密な連携やテクニックによるパス回しは、この超コンパクトな布陣で十分活きます。守りのDFまでもが攻撃の前線に出ることにより、相手選手を引き付け(いわゆるおとり)、それによりスペースが出来、そこにパスを出し、選手が走り込みシュート!みたいな流れが目標であるわけです。

    そしてコンフェデレーションカップ2013年6月。
    W杯優勝4回を誇る競合イタリア相手に日本は4-3で負けはしたものの、パス成功数もボール支配率も上回り、世界を驚かせました


    ただ、これには重大なリスクがあります。
    カウンターです。

    NHKスペシャル日本代表新戦法サッカー02

    DFラインを上げ前線に選手が集まっていると、攻める時はいいですが、ボールを奪われてポーンとけり込まれると、守る選手がいない中で簡単にゴールされてしまう。
    特に格上相手だと致命的です。強いチームには強烈な個人技を持ったストライカーがいますから、たった一人でもワンチャンスがあれば確実に決めてきます。決定力を欠くと言われ続けている日本にとっては皮肉です。

    2013年8月
    日本は、前回大会3位の強豪ウルグアイにこの欠点を何度もつかれ、4-2で敗北
    守ることが仕事のDFにとってはたまったもんじゃない。ということで、
    2013年10月
    次戦のセルビア戦でDFラインを下げます(FW・MFから距離を置いて守り重視の位置になった)。

    NHKスペシャル日本代表新戦法サッカー03
    前がかりに攻める攻撃陣と、大きく引いて守っていた守備陣。カウンターをくらった時に守備陣の前に大きなスペースができてしまうことに。
    いままでやってきた連携が崩れ一体感を失い、ワールドカップ出場を逃したセルビア相手に2-0で完敗しました。

    NHKスペシャル日本代表新戦法サッカー04
    これにはさすがのザックも激怒(実際には腹が立つよりもガッカリしたらしい)。


    実は前回大会の時にも似たような経緯がありました。岡田ジャパンも最初は攻撃型を目指してましたが、ワールドカップ直前の強化試合で連敗(VSセルビア3-0、VS韓国2-0)。急遽、守り重視の戦法に変えたのです。
    結果的にW杯グループリーグ突破のベスト16までになれたのですが、直前になって目指してきた戦法を変更せざるえなかった選手たちにはくやしさも残りました。


    ザックジャパンはセルビア戦後、ミーティングを実施。
    結果を出すためには守備を固めることも重要だとする守備陣と、多少失点してもそれを上回る得点を挙げれば問題ないとする攻撃陣との間で意見が分かれます。
    埋まらない溝に対して、遠藤「日本は守り勝つチームではない、攻撃的にボールを支配してやっていくほうがいい」、長友「目先の結果に左右されず、高い志をつらぬくべきだ」、本田「守りに入ったら今までと何も変わらない、自分たちがどうありたいのかを突き詰めることが大事だ」と言います。
    この言葉で気持ちが揺らいでいた吉田などの守備陣は、ザックの理想とする攻撃サッカーに決意を固めます。

    2013年11月
    前回大会準優勝のオランダ戦。
    オランダは日本の高いディフェンスラインを見逃しません。前半で2点先取します。しかし今回、DF吉田はラインを下げず戦います。コンパクトな陣形から繰り出す日本の攻撃で2点差を追いつき、オランダに2-2で引き分けます。

    同月
    ベルギー戦。
    一体感を増した日本は3-2で勝利しました。


    指揮官が示した新たな戦法を、苦しみながらも自らのものとしてきた選手たちの「攻め抜くサッカー」。
    W杯という短期決戦でどう結果が出せるか。正直未知数ですが非常に楽しみでありますし、少なくともこれまでにないくらい面白い試合をしてくれるはずです。

    ガンバレニッポン!

    2014FIFAワールドカップW杯ブラジルロゴTV家空 2014FIFAワールドカップW杯ブラジルロゴTVジャングル森


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    W杯本番。日本はらしさをほとんどだせず一次リーグ敗退。アジアではうまくいってたことが、世界だと発揮できない。やはり個の力の差がそのまま反映された結果のように思えます。
    残念です。ザックは退任。ザックジャパン、次の4年も見たかったけれどこの結果じゃしょうがない。
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    <参考>
    NHKスペシャル「攻め抜いて勝つ~日本代表新戦法への挑戦~」

    P.S.
    NHKスペシャル「攻め抜いて勝つ~日本代表新戦法への挑戦」はとてもすばらしい番組でした。
    DF・MF・FWが20m以内の距離を保ちコンパクトなパス回しで攻撃するザック戦法がよく分りましたし、その弱点のカウンターに苦悩していたDFの気持ちも分りました。
    こういう番組内容は民放ではまず見られないでしょうし、ワイドショーではあり得ない。
    サッカーの見方が少しかわりました。

    2014FIFAワールドカップW杯ブラジルロゴTV宇宙

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    [ 2014/06/12 19:00 ] 日想 | TrackBack(0) | コメント(0)
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